サンマリノの国内総生産の半分以上は観光産業

サンマリノの国内総生産の半分以上は観光産業

サンマリノとはイタリア半島の中東部にある非常に小さな国家であり、正式名称をサンマリノ共和国といいます。現存しているすべての共和国の中で最も歴史が古いことで知られ、国の周りすべてをイタリアに囲まれていることも特徴的です。

国土はわずか61平方キロメートルしかなく、人口も約3万人しかいません。起源は諸説ありますが、4世紀頃石工職人であったマリヌスという人物が当時行われていたキリスト教信者への迫害から逃れるためにティターノ山に潜伏したのが起源といわれ、このティターノ山周辺が現在のサンマリノです。

現存する共和国の中で最も長い歴史を持つ国ですが、標高700メートルの山頂付近に要塞を設置していたために周りの国からの侵略を防ぐことが出来たからではないか言われています。このことから山頂周辺には当時の状態のまま残っている歴史的建造物が多数存在し、旧市街はユネスコの世界遺産にもなっています。

こうした理由から観光産業も非常に盛んであり、国内総生産、いわゆるGDPの半分以上を観光産業です。

観光客の目的はもちろん当時のまま残っている歴史的建造物ですが、国を挙げて観光産業に取り組んでいることからその他にも様々な要因が観光客をひきつけています。記念切手などは当然ですが、コレクターに特に重宝されるものにユーロコインが存在します。ユーロコインとはもちろんヨーロッパの通貨であり、周辺の国々はその国独自のユーロコインを発行する権限があります。

しかしながらサンマリノの場合、発行するユーロコインが他の国々と比べて極端に少なく、プレミアがつくことさえあります。

また、日本と比べて消費税が非常に高いヨーロッパ諸国ですが、この国には消費税が一切存在せず、観光目当てのみならず、周辺の国々の人々が買い物目当てで訪れることも多くあります。特に、周辺全土をイタリアに覆われていることからイタリア人が気軽に訪れることが多くあります。

スポーツも有名であり、サッカーやF1が盛んです。

日本人の多くはF1に馴染みがありませんが、少しでもF-1レースに興味がある人であれば知らない人はいないであろうサンマリノGPと呼ばれるF1レースがありました。

正確には近くのイモラという町で行われており、有名なレーサーであるアイルトン・セナが事故死したレースであることも知られています。ただしこのような事故が多発したことから2007年以降このレースは開催されなくなってしまいました。